50代セミリタイア始めました

もう二度とサラリーマンはやらない。『長生きリスク』を念頭に置いた「セカンドライフ」ブログ

住宅ローンを一括返済して法務局で抵当権抹消手続きをした

6月26日、退職金が入金されるのと同じタイミングで住宅ローンも一括で返済してきました。
いままでは銀行の抵当権付きで、返済が滞ればいつでも銀行に取り上げられるリスクを秘めた"マイホーム"でしたが、ようやく文字通りのマイホームとなりました。


一括返済が実行される期日の午前中に銀行に出向き、「解除証書」を貰い受けました。
この時に必要になるのは退職金の入金とローンの一括返済を確認するために預金通帳、銀行から「解除証書」等を確かに受領したという確認書に捺印するために実印(私は間違って銀行印を押印したことを後で気づきましたが、まぁ問題ないですよね)です。
手続き自体は諸々込みで15分ほどで簡単に済みました。


余談ですが、銀行の各種申請書を書く所ですが、かなり頻繁に大事なものが忘れられているようです。私が銀行に滞在していた30分ほどの間だけでも、自動車免許証を忘れた人と銀行印を忘れた人がいました。
銀行の手続き書類って結構書くのが面倒なのと、やはり現金に注意が向いてしまうせいでしょうか。
人の振り見て我が振り直せではないですが、急いではいつつも、銀行を出る前には何度も忘れ物がないか確認しました。
でも銀行で10回手続きしたら1回ぐらいは忘れ物をしてしまいそうです。(苦笑)


話は戻りますが、抵当権の抹消手続きは必須なのか、念のため銀行の窓口で聞いてみました。
結論としては、抵当権の抹消をしないから銀行が自宅を差し押さえることはないが、いつか将来、土地や家屋を売ろうとしたときに抵当権が付いたままだと売ることができない、というような話でした。
いずれにせよ、形式的にせよ抵当権がついているのも気持ち悪いですし、将来相続する親族に面倒を掛けるのもわるいので、その日のうちに法務局に向かいました。


管轄の法務局は電車で8分、歩いて10分の所ではありましたが、予約時間が50分後に迫っていたので急ぎました。
法務局は地方検察と同居していて、なんとなく入りたくない雰囲気の建物です。
とはいえやましいことがあるわけでもないので背筋を伸ばして入ります。


2階の奥、突き当たったところに相談窓口があり、近くのイスに座って予約時間まで待ちます。基本的に事前予約制ですが、見ていると当日飛び込みでも待ち時間さえ厭わなければなんとかなっている感じでした。


私の前の予約の方の相談が時間よりかなり早く終わったこともあり、予約時間より15分も早く自分の名前を呼ばれました。呼ばれたときに居なくても順番を飛ばされることはないでしょうが、早めに着いていてよかったです。


ここでは抵当権抹消の申請書の書き方を「指導」してくれます。
法務局独特のルールなのでしょうが、住所ひとつとっても書く欄によって「1丁目2番地3号」と書いたり「1丁目2-3」と書いたりで、教えてもらわなければ絶対正解できない無理ゲーでした。
逆に言えば、懇切丁寧に窓口で指導してくれるので、ほぼ受理されます。
これらの手続きは司法書士に頼めば代行してくれますが、だいたい2万円程度の費用は取られるようです。自分で出向けば印紙代の二千円です。法務局が遠地でない限り自分でやるべきでしょう。


とっても簡単に抵当権抹消の手続きは済みました。
約1週間後に再度法務局に出向き「登記完了証」を受領すれば完全に終わりです。
文字で書くとそれなりの分量になりますが、実際のところは銀行の手続きも法務局の手続きも何も難しいことはありません。書き間違いや忘れ物などのケアレスミスさえしなければなんでもないことでした。


そろそろ暑くなってきました。できるものならイルカと一緒に泳ぎたい。